院長挨拶
令和6年度挨拶
新年明けましておめでとうございます。
今年は年初から大災害、大事故が発生し波乱の幕開けとなりました。
改めて思うのは、地震はいつどこで起きても不思議ではないという現実です。
県北地域は地震も少なく内海に面しているため津波の心配もないと考えられています。しかしそれを信じていて大丈夫でしょうか。
宇佐高田医師会病院は災害拠点病院であり、DMAT指定病院でもあります。当院職員は地域医療のため、災害時の救急医療対応に全力を尽くしてくれると確信しています。しかし、職員がどれだけやる気があっても、古い耐震基準で建てられた40年前の当院がその役目を果たせるか甚だ疑問です。早急な建替えが必要であり、現在それに向かって着々と進んでいます。
新病院は広域避難所のすぐ横に建ち、宇佐高田地域での被災対応だけでなく、県南被災地域からの中継地点としても対応できるように設計しています。
2日に起きたJAL機衝突事故の機内動画を見てみると、やはり日本人の民度の高さを改めて感じます。電気も消えてほぼ真っ暗な中、刺激臭のある煙が充満しているにもかかわらず誰もパニックにならずにじっと着席したまま乗務員の指示を待ち、ハッチが開くと整然と脱出しました。もしだれか一人でも押し退けて逃げようとすると将棋倒しになり数十人規模の犠牲者が出たでしょう。
能登半島地震でも暴動や略奪が全く起きず(外から来た犯罪者は別として)JAL機での対応をみても、まだまだ日本人は捨てたものではない、必ず復活できると確信しています。
それから、よく知人から本当はコロナワクチンの副作用が酷くて医者は打っていないんだろうとか、厚労省の職員は打っていないとか聞かれますがそれは全くのデマです。私自身7回ワクチンを打っていますし、そのおかげかは分かりませんが1500人以上のコロナ患者を診てきましたが未だにコロナに罹患していません。
今後は災いもなく、皆様にとって幸せな一年となりますようご祈念いたします。
令和6年1月