理事長挨拶
令和6年度挨拶
宇佐高田医師会病院のホームページをご覧くださりありがとうございます。令和6年6月より理事長に就任しました時枝です。
平素より多くの患者さまや医療機関の皆さまにご利用いただき、誠にありがとうございます。当院は平成23年より地域医療支援病院に指定されています。これは紹介患者さまへの医療提供、医療機器の共同利用などを通じてかかりつけ医への支援、また救急医療も行うなどの条件を満たし、地域の中心的な役割を担う病院に対して県から認可されるものです。人々が住み慣れた地域で医療を受けていただける病院機能と考えております。当院への受診はかかりつけ医からの紹介が基本となりますが、ふだんかかっている医療機関との密な連携がとれるため、患者さまも安心して治療を受けることができます。
またそのような専門的医療や救急医療に限らず、かねてより予想されている南海トラフ地震にもそなえた災害時の医療、へき地に対応する医療、それに新規感染症対する医療といった公的な役割をいくつも担っています。とくに今般の新型コロナ感染症では県内で最も多い入院患者さんを受け入れ、ワクチン接種においても備蓄管理や集団接種に全面的なサポートを行うなど、この地域に欠かすことができない病院です。併設する地域成人病検診センターも宇佐市、豊後高田市の健診事業の中心的な役割を担っています。
病院の玄関脇に、『肌のぬくもりある医療』と書かれた記念碑があります。これは初代院長・故桐田公弘先生の直筆によるもので、先生ご自身が入院された折に看護師の手の温かさに癒されて、「医療にはこのぬくもりが大切なんだよ」と病院の朝礼などで話されていたそうです。以来この言葉は病院の基本理念として、職員一同心に携えて患者さまの診療に励んでおります。
当院は開設から40年余りが経ち建物の方は少々くたびれてきました。現在建て替えに向けて計画を進めているところです。またその折には器だけでなく、中身の方も充実できるようなリニューアルを準備いたしますので、今後とも医師会病院、検診センターをどうぞよろしくお願いいたします。
令和6年8月