※医療従事者向けの内容となります。
平成28年8月20日(土曜日)に指導者養成ワークショップが開催されました。
指導者養成ワークショップとはICLSコースインストラクターの為の講習会です。コース受講生がコース目標を達成できるようなコースの運営、指導方法などを学びます。またICLS受講者とインストラクターがどのようにかかわるかに重点をおいて学んでいきます。
受講内容
・ICLSとガイドライン2015についての講義
ICLSの成り立ち、必要性や新しいガイドラインについての講義を受けます。
・良き指導者とは(K-J法)
グループにわかれ良き指導者とはどんな人、事が必要、重要であるかを各々が書き出し重要度、共有度のどの位置にくるかを話し合います。
・コースでの資機材管理、会場設営
コースで使用する資機材の管理方法、使用方法の確認 また、受講者が学習に集中できるような会場設営方法について学びます。
・効果的指導方法、フィードバックの仕方、成人教育について
受講生に判りやすく、楽しく、興味を抱かせるようになど、受講生に対する指導方法などを学びます。
・ロールプレイ
受講生役とインストラクター役に別れ、実際のコースで行うシナリオを行い、受講生の接し方、指導方法などを実践形式で学びます。
ワークショップに参加することによりICLSのあり方、受講生との接し方などを学ぶことができました。当院のICLSコースをより良いコースにする為にどのようにすればよいかを考えさせてくれる受講内容でした。今後のコースに活かしていきたいと思います。
なお当院にはICLS認定インストラクターが5名います。より良いICLSコースを目指して日々頑張っています。
追記
タスクとして参加して
今回の指導者養成ワークショップ研修で、コースディレクターの高倉健先生(アルメイダ病院勤務)にお話を伺う機会がありました。
『ワークショップでは、インストラクター(指導者)として、ICLSについて理解しコースの機材管理・受講生への指導を研修します』が、特に言いたいのは『指導するに当たっては、相手の目を見て、相手をよく観察すること。さらに受講生の一人ひとりが受け止め方や理解のしかたが異なるので、相手に話しかけながら相手の理解の程度を確認しながら、話(説明)することが大切です。これは是非心に留めておいてほしいです。』
『このことは、今回の研修に限らずそれぞれの仕事や近所・家庭でも同じことが言えるので、日頃から相手のことをよく見て、相手を思いやって、話をするように心掛けてください。』とご指導いただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。