臨床検査課
(2024年5月24日更新)
臨床検査課の紹介
臨床検査課は、宇佐高田医師会病院外来・入院および医師会の会員施設の検査と、宇佐高田地域成人病検診センター受診者の検査を実施しております。
スタッフの構成は課長1名・主任技師2名・検査技師8名・検査助手2名・事務職員2名・集配職員5名で日常の業務を行っています。
業務は、大きく4つの部門に分かれており、患者様より採取した検体を検査する検体検査部門、医師会病院の心電図検査や心エコー等の検査に携わる生理検査部門、経理・請求業務を主に行う事務部門、会員の先生からの受託検体を集荷する集配部門があり各部門連携を取り日々の業務を行っています。
臨床検査課の倫理規程である、
1、患者さまの視点に立ち安全で良質な医療の提供に努めます。
2、常に正確で信頼される検査結果の報告に努めます。
3、医療専門職の一員としてチーム医療に貢献します。
4、臨床検査技師の資質向上を図り、学術の推進に努めます。
5、医療専門職としての責任の遂行と職能向上に努めます。
6、適切な臨床検査情報と管理に努め、人権の尊重に徹します。
をモットーに、更に病院の基本理念である「肌のぬくもりある医療」に貢献できるよう努めております。
生化学検査
血液や尿などの生体内の化学物質(糖、蛋白、酵素、脂質、電解質、色素、低分子窒素化合物など)を測定しています。
身体の各内臓機能(肝機能、腎機能、膵機能、糖代謝、脂質、心臓、無機質など)を把握する事が出来ます。疾患の診断・治療または予防に必要かつ重要な検査です。
血液検査
血液中の細胞(赤血球、白血球、血小板等)の数を測定する事により、貧血や感染の有無、出血傾向などが分かります。また、白血球の細胞の種類を分類する事は、色々な疾患の病態把握に重要です。顕微鏡を用いての形態観察では白血病などの血液疾患の発見につながります。
凝固検査
血液中の血液を凝固させる機能を調べる検査です。手術前や血液を固まりにくくする薬(ワーファリン、ヘパリン等)の服用者の効果判定に重要な検査です。
輸血検査
ABO式血液型、Rh式血液型の判別や、出血時や貧血時輸血が必要な際、安全に輸血を行う為に不規則性抗体検査・交差適合試験など検査を行っております。
一般検査
尿を中心に糞便・髄液・腹水・胸水などを分析する検査です。
尿中の蛋白や糖の成分(含有量)、性状(尿中の細胞や細菌を顕微鏡で観察)を調べる事で腎臓・膀胱・尿道の疾患や代謝を把握する事が出来ます。
糞便検査は潜血反応や寄生虫卵を検査しております。
免疫・感染症検査
B型肝炎、C型肝炎ウイルス、梅毒、マイコプラズマによる感染症の検査と、癌の診断や癌の手術後の管理に有用な腫瘍マーカーの検査を行っております。
新型コロナウイルス関連検査
新型コロナウイルスに感染している事を調べるPCR検査や抗原検査を行っております。
生理機能検査
循環機能検査(心電図・運動負荷心電図・ホルター心電図)、心臓カテーテル検査のモニタリング、肺機能検査、CAVI(動脈硬化指標)検査、SAS(睡眠時無呼吸症候群)検査、各超音波検査(心臓・腹部・下肢、表在等)など臨床検査部の中で患者様に直接関わる検査を行っております。
循環器 超音波検査士1名在籍
事務・集配
事務課は、会員医療機関よりご依頼いただいた検査の料金請求業務やお問合せによる検査保険点数や、解釈等の回答を行なっております。
集配は、会員施設を大きく3地区に分け1日2回検体回収や医師会病院からの診療情報お届け等を行っております。